モナコが首位キープ、新星エムバペはリーグ2桁得点に到達
このニュースをシェア
【3月12日 AFP】16-17フランス・リーグ1は11日、第29節の試合が行われ、ASモナコ(AS Monaco)は10代の新星キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)がリーグ戦10得点目を記録するなど、ボルドー(FC Girondins de Bordeaux)に2-1で勝利し、2位以下との勝ち点差をさらに広げた。
後半にエムバペの得点で先制したモナコは、ジョアン・モウティーニョ(Joao Moutinho)のファインゴールで追加点を挙げると、GKのミスでディエゴ・ロラン(Diego Rolan)に得点を許したものの、相手の反撃をこの1点に抑えて勝ち点3を獲得した。
マンチェスター・シティ(Manchester City)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)決勝トーナメント1回戦を前に、モナコは9試合を残して2位ニース(OGC Nice)との勝ち点差を5に広げているが、12日にパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)が最下位ロリアン(FC Lorient)に勝利すれば、モナコと勝ち点3差の2位に浮上する。
PSGにとっては、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)のFCバルセロナ(FC Barcelona)戦で屈辱的な逆転負けを喫してから、最初の公式戦となる。
ここまで欧州の5大リーグで最も多く得点を記録しているモナコだが、レオナルド・ジャルディム(Leonardo Jardim)監督は、「シーズン終了まで残り9試合となって、各チームはわれわれを研究し、かなり守備的な戦い方をするようになった」と話している。
「批判しているわけではない。カウンターの場面以外では前に出てこないチームを相手にするときは、相手に逆襲の機会を与えずに点を取る方法を見つけなくてはならない。その意味で、きょうは素晴らしい内容だった」
シティ戦では、第1戦の3-5という結果をひっくり返すことが求められるが、その中でジャルディム監督は、このところ失点が増えていることを考慮に入れて戦い方を考えなくてはならないと認めた。
「われわれはリーグでは首位に立っているし、リーグカップ(French League Cup 2016-17)では決勝、フランス杯(French Cup 2016-17)では準々決勝に勝ち進んでいる。気持ちの面ではみんな良い状態にある」
「難しい試合になる。一つ確かなのは、今のわれわれの戦い方では、突破に3点が必要になるということだ。2点では足りないだろう」 (c)AFP/Andy SCOTT