【3月8日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の第2回合同テストは7日、スペイン・バルセロナ(Barcelona)のカタロニア・サーキット(Circuit de Barcelona-Catalunya)で初日が行われ、ウィリアムズ(Williams)のフェリペ・マッサ(Felipe Massa)が、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)らを抑えて全体1位のタイムを記録した。

 昨季終了時に一度は現役を退いたものの、バルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)がメルセデスに移籍したことで決断を撤回していた35歳のマッサは、これまで行われた5回のテストで最速ラップとなる1分19秒726を記録した。

 2008年に総合2位に輝いたブラジル出身ドライバーは、フェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)と並び、今季のテストでは最多となる168周を走破。先週の第1回合同テストでトラブルに見舞われたウィリアムズの復調をアピールした。

 レッドブル(Red Bull)は、ダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が2番手のタイムを記録し、先週からの改善を果たしている。

 また、第1回合同テストからの好調を継続したいフェラーリは、ベッテルが同じソフトタイヤを着用したメルセデスのハミルトンを約0秒50差で抑えて全体3番目のタイムをマークした。

 一方、気温の上昇が影響し、いくつかの問題に直面したメルセデスのハミルトンは、「午前中はフロアにややダメージを受けた。だから早めに切り上げたんだ。バルテリのマシンが午後に向けて修復されるよう、自分のタイムを少し犠牲にした」と49周に終わったテストを振り返った。

 同僚のボッタスは午後のセッションで86周を走行したが、5番手のタイムを記録したハミルトンからわずかに遅い記録に終わっている。(c)AFP/Kieran CANNING