北朝鮮がマレーシアに報復、大使を国外追放へ 国営メディア報道
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【3月6日 AFP】北朝鮮は6日、同国に駐在するマレーシア大使を国外追放処分にすると発表した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が報じた。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏の殺害事件をめぐり、姜哲(カン・チョル、Kang Chol)駐マレーシア大使が国外追放処分を受けたことへの報復措置とみられる。
KCNAは、「北朝鮮の外務省はマレーシア大使をペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)に指定する旨を通告するとともに…同大使の出国を要求した」と伝えた。期限は48時間以内としている。
マレーシアと北朝鮮は先月発生したこの事件の捜査をめぐり、非難の応酬を続けている。マレーシア政府は先に事情を聞くためとして、駐北朝鮮大使を本国に召還していた。(c)AFP