【3月6日 AFP】フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領が進める「麻薬撲滅戦争」で、約1か月前に組織の腐敗を理由に取り締まりから撤退させられた警察が、再び取り締まりに加わることが明らかになった。ロナルド・デラロサ(Ronald Dela Rosa)国家警察長官が6日、発表した。

 ドゥテルテ大統領は1月下旬、麻薬撲滅戦争を隠れみのとして警官らが殺人や恐喝、強盗を働いたとして逮捕された一連のスキャンダルを受け、警察は「芯まで腐っている」と批判。麻薬撲滅戦争の取り締まりから警察を撤退させ、今後は軍が主導していくと述べていた。

 6日、マニラ(Manila)の国家警察本部で会見したデラロサ長官は、麻薬密売組織の上層と末端の両面から取り締まりを行っている麻薬撲滅戦争を、当局がもともと「二連銃作戦」と呼んでいることにかけ、「我々は今日から麻薬撲滅戦争を再開する。『二連銃』に再び弾が込められた」と語った。また、すでに組織改革に着手しているとし、麻薬対策特別班の警官らが韓国人実業家を拉致・殺害した事件などの不祥事が二度と繰り返されないようにすると述べた。(c)AFP