アトレティコが4位浮上、前節頭部強打のトーレスがスタンド観戦
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【3月6日 AFP】16-17スペイン1部リーグは5日、第26節の試合が行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は、前節頭部を強打したフェルナンド・トーレス(Fernando Torres)がスタンドで見守る中、バレンシア(Valencia CF)に3-0で快勝した。
トーレスは1-1で引き分けた2日のデポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)戦で頭を強く打って意識を失い、病院に緊急搬送されたが、深刻な事態に陥ることなくこの日はスタンドに元気な姿を見せた。
生まれながらのアトレティコファンであるトーレスに対し、本拠地ビセンテ・カルデロン(Vicente Calderon Stadium)のファンは試合前、「カルデロンは君を愛している」という横断幕を掲げている。
前半10分にアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)のゴールで先制したアトレティコは、後半3分にケヴィン・ガメイロ(Kevin Gameiro)が加点すると、終了7分前にはまたもグリーズマンがゴールネットを揺らした。
この結果アトレティコは、前日の試合で勝利したレアル・ソシエダ(Real Sociedad)を再び1ポイント上回り4位につけている。
グリーズマンはBeINスポーツ(BeIN Sports Spain)に対し、「彼(トーレス)がここで僕たちと一緒にいてくれてうれしく思う。僕たちには彼が必要なので、できる限り早い復帰を願っている」とコメントしてる。
クラブのアカデミーを出たトーレスは、2007年にイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)に移籍するまでキャプテンも務め、2015年にビセンテ・カルデロンに復帰した。
アトレティコで絶大な人気を誇るトーレスは、試合前にディレクターズボックスに姿を表すと、ファンの注目を一身に集めていた。(c)AFP/Kieran CANNING