【3月5日 AFP】16-17イングランド・プレミアリーグは4日、第27節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)はアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督がメンバーを入れ替えるギャンブルに出たアーセナル(Arsenal)を3-1で退けた。

 エースのアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)をベンチスタートさせて驚きを提供したベンゲル監督だったが、アーセナルは敵地アンフィールド(Anfield)でサンチェス不在の前半に圧倒された。

 メスト・エジル(Mesut Ozil)も体調不良で欠場するなど、試合に臨む万全の準備ができなかったアーセナルに対し、リバプールは前半9分、サディオ・マネ(Sadio Mane)のクロスからファーサイドに待ち受けていたロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)が先制点をマーク。さらに同40分に今度はフィルミーノのお膳立てからマネがゴールを決め、リバプールは前半で2点をリードした。

 ベンゲル監督は後半頭からサンチェスを投入すると、アーセナルは12分にサンチェスの正確なスルーパスにダニー・ウェルベック(Danny Welbeck)が抜け出して1点を返した。

 しかし試合終了間際にリバプールは、カウンターからジョルジニオ・ワイナルドゥム(Georginio Wijnaldum)が勝利を決定づける3点目を奪い、アーセナルはリーグ戦ここ4試合で3敗目を喫した。

 最近のリーグ戦8試合で2勝目を挙げたリバプールは、アーセナルやマンチェスター・シティ(Manchester City)を勝ち点で上回り、暫定3位に浮上した。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は試合後、「強豪相手に今季最高の試合の一つだった」とコメントしている。

 現時点で4位と勝ち点2差の5位につけるアーセナルだが、5日の試合でシティがサンダーランド(Sunderland AFC)に勝てばその差は5に広がる。

 サンチェス温存が裏目に出たかと問われたベンゲル監督は、「前半は攻撃陣が苦しんでいたし、中盤を支配することができなかった。この点はいつも議論の余地がある」と応じた。(c)AFP/Tom WILLIAMS