【3月5日 AFP】16-17イングランド・プレミアリーグは4日、第27節の試合が行われ、レスター・シティ(Leicester City)はハル・シティ(Hull City)に3-1で勝利し、クラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)前監督の解任後2連勝を飾った。

 ラニエリ前監督は2月23日に電撃解任されたが、レスターは昨季リーグ制覇を成し遂げた勢いをついに取り戻した。

 降格が現実味を増す中、レスターは先月27日にリバプール(Liverpool FC)を3-1で下してリーグ戦の連敗を5で止め、今節は本拠地キング・パワー・スタジアム(King Power Stadium)でハルに逆転勝ちした。

 ハルのサム・クルーカス(Sam Clucas)に先制点を許したレスターだったが、クリスチャン・フクス(Christian Fuchs)のゴールで前半のうちに追いつくと、後半にリヤド・マフレズ(Riyad Mahrez)の得点で勝ち越しに成功した。

 さらに終了間際にトム・ハドルストーン(Tom Huddlestone)のオウンゴールで3点目を奪い勝利したレスターは、降格圏の18位との勝ち点差を5として緊迫した状況を抜け、ようやく一息ついた。

 一方アウェーで13試合勝利のないハルは、リーグ残留の17位と勝ち点4差の19位となっている。

 レスターのオーナー陣は、ラニエリ前監督の後任としてイングランド代表の元監督ロイ・ホジソン(Roy Hodgson)氏と話し合っていると報じられているが、現在チームを率いるクレイグ・シェークスピア(Craig Shakespeare)暫定監督は、このまま指揮官の座にとどまりたい意向を明かしている。

 選手はラニエリ前監督のアシスタントを務めていたシェークスピア氏を支持しており、今季初の連勝を飾ったことでその正指揮官就任を後押ししている。(c)AFP