【3月4日 AFP】イングランドサッカー協会(FA)は3日、今季のFAカップ(FA Cup 2016-17)準々決勝から、延長戦で4人目の交代が可能になると発表した。

 FAカップで新ルール導入を目指すFAは昨年、サッカーの規則改正を決定する国際サッカー評議会(IFAB)からの提案で設けられた試験期間において、その主導的役割を果たすことに合意。2年に及ぶ試験期間の手始めとして、今季のFAカップでは準々決勝、準決勝、そして決勝まで大会史上初のルールが適用されることになった。

 FAのマーティン・グレン(Martin Glenn)最高経営責任者(CEO)は声明で、「これからノックアウト方式となるFAカップの準々決勝から、延長戦で4人目の交代を許可するルールが導入され、さらなる盛り上がりと関心を呼び込むことになるだろう」と述べた。

「また、このような大きな大会で監督が4人目の交代枠を利用し、最終結果にどのように影響がもたらされるのかという技術的観点からも、興味がそそられるものになるはずだ」

 来週から始まるFAカップの準々決勝では、チェルシー(Chelsea)対マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、アーセナル(Arsenal)対リンカーン・シティ(Lincoln City)、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)対ミルウォール(Millwall FC)、そしてミドルスブラ(Middlesbrough FC)対マンチェスター・シティ(Manchester City)のカードが組まれている。(c)AFP