【2月26日 AFP】ラグビーシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2017)は25日、第3節の試合が行われ、スコットランドとアイルランドがそれぞれ勝利し、優勝への可能性を残した。

 ホームのマレーフィールド(Murrayfield)でスコットランドは、約10年間にわたり9連敗を喫していたウェールズに前半は9-13とリードを許したものの、後半に20点を奪い、29-13で逆転勝利を飾った。

 スコットランドは後半にトミー・シーモア(Tommy Seymour)とティム・ビサー(Tim Visser)がトライを決めると、主将でキッカーを務めるグレイグ・レイドロー(Greig Laidlaw)が負傷欠場する中、フィン・ラッセル(Finn Russell)が7本のキックすべてを蹴り込んで19得点を挙げた。

 一方、アイルランドは19-9でフランスを下し、暫定で首位に浮上した。

 トライはコナー・マレー(Conor Murray)の1本のみと地味な試合だったが、アイルランドでは負傷から復帰したジョニー・セクストン(Jonny Sexton)が11得点を挙げた。

 王者イングランドのみが開幕2連勝を飾り、26日にトゥイッケナム・スタジアム(Twickenham Stadium)でイタリアを迎えることもあり、残りの4か国が生き残るためには勝利が必須条件となっていた。

 2007年以来となるウェールズからの勝利を手にしたスコットランドは次戦で、1983年以降白星を挙げられていない敵地トゥイッケナムでのイングランド戦に臨む。また、アイルランドはタイトル獲得への可能性をつなぐべく、2週間後にウェールズと相まみえる。(c)AFP