【2月22日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)は21日、決勝トーナメント1回戦第1戦が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)が5-3でASモナコ(AS Monaco)との打ち合いを制し、シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、この経験が今後の糧になるとの見解を示した。

 3月15日に行われる第2戦に向けて有利な立場を手にしたシティだが、この試合では敗退の影がちらつく場面もあった。しかし、先制後に逆転されて1-2、さらには2-3と追いかける展開が続く中で、チームは最後の19分間でセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)、ジョン・ストーンズ(John Stones)、リロイ・ザネ(Leroy Sane)がゴールを決め、モナコとのシーソーゲームに勝利した。

 本拠地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)で先勝したグアルディオラ監督は試合後、BTスポーツ(BT Sport)に対して「いろいろなことがあったが、運にも恵まれた。選手たちは冷静にプレーしていた」とコメントした。

「ベテランも若手も素晴らしいプレーを披露していた。こうした経験が大きな財産になるんだ。この大会での歴史という点ではモナコの方がわれわれよりも長いし、こういう経験から学び、成長していかなくてはならない」

「もちろん、アウェーではどんなことも起こり得るし、点を取りに行かなくてはならない。とにかく攻撃のことを考えるよ。攻めて、攻めて、攻め倒せだ。結果は悪くない。もっと良い結果になる可能性も、悪い結果になる可能性もあったが、現実はこのスコアだ」

 一方、モナコはラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)が2得点、18歳のキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が1得点を記録したが、2-1とリードしていた状況でPKを失敗し、点差を広げられなかったことが響いた。

 レオナルド・ジャルディム(Leonardo Jardim)監督は「最初に言っておきたいのは、今年のチャンピオンズリーグで最も刺激的な試合だったということだ。サポーターもすごく喜んでいるだろうし、試合を見た人は誰もが満足していると思う」と述べた。

「非常に質の高い攻撃から8得点が生まれた。モナコは素晴らしい試合をしたと思う。選手にはよくやったと伝えた。しかし、守備の面で少しミスがあった。追加点を逃したのが試合のポイントだった。それから2-2に追いつかれてしまった」 (c)AFP