【2月18日 AFP】ロシア陸上競技連盟(ARAF)が国際陸上競技連盟(IAAF)への復帰に困難を極める中、同国のビタリー・ムトコ(Vitaly Mutko)副首相は17日、ドーピング問題により国内で多くの陸上コーチが解雇になっていることを明らかにした。

 ムトコ副首相はロシアの日刊経済紙RBCのインタビューで、「選手に(ドーピングを)奨励した人間の責任を問うまで、われわれは何一つ成し遂げたことにはならない」と強調し、「現在これらの人間を解雇している。調査対象となっている大勢の指導者が、陸上界で働く権利も地位も失っている」と語った。

 IAAFに科された資格停止処分が延長され、ロシアが第16回世界陸上ロンドン大会(16th IAAF World Championships in Athletics London)に出場できなくなったことを受け、ムトコ副首相は先日、国内の一部の陸上コーチが「ドーピング無しでどうやって指導するかを分かっていない」と批判していた。

 五輪種目での数年に及ぶ国家ぐるみのドーピングが横行していた疑惑が指摘されたロシアは、2015年11月からリオデジャネイロ五輪を含めて国際大会に出場できなくなっている。

 ロシア政府はドーピングへの関与を否定しているが、この問題が物議を醸している中でスポーツ相から副首相に昇進したムトコ氏は、国内の陸上コーチに責任があると指摘。先日も通信社Rスポーツ(R-Sport)に対して、「選手は規則を破り、多くのコーチはドーピング無しでどうやって指導するかを分かっていない。彼らは身を引くときだ」と主張していた。(c)AFP