【2月8日 AFP】2022年にサッカーW杯(2022 World Cup)を開催するカタールの財務相が7日、巨大インフラプロジェクトに毎週約5億ドル(約561億円)を費やしていると明かした。アリシャリーフ・アルイマーディー(Ali Shareef Al-Emadi)財務相は「プロジェクトに毎週5億ドル近くを費やしている。2022年に向けて万全の態勢を整えるという目標を達成するため、これは今後3、4年続くだろう」と話し、この投資が2021年まで続くとしている。

 石油で潤うカタールは、2022年大会に向けて計2000億ドル(約22兆4000億円)以上を投じることになる。アルイマーディー氏によると、これらの金額は各スタジアムだけでなく、道路、新たな空港や病院といった巨大プロジェクトに費やされているとしている。

「2022年の契約にある90パーセントの工事がすでに発注済みだ。それはスタジアムだけを意味するのではない。高速道路、鉄道、港、病院をはじめとしたすべての施設が建設中だ」

「われわれは時間通りに計画を進めるため力を注いでいる。この国にたくさんの人々が訪れる時期に、ペンキを塗り始めるような事態にはしたくない」

 アルイマーディー財務相はまた、カタールW杯が史上最も巨額を費やした大会になるのではと問われたが、「われわれはインフラに2000億ドルを投じている。W杯だけと考えるのは誤りだ」と否定した。(c)AFP/David Harding