【2月6日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)のトム・ブレイディ(Tom Brady)が5日、第51回スーパーボウル(Super Bowl LI)でアトランタ・ファルコンズ(Atlanta Falcons)を下して劇的な勝利を飾った後、チームの精神的な強さを称賛した。

 39歳のブレイディは、第3クオーターで3-28と大きくリードを許した後でも、チームは決して諦めなかったという。

 この日、2本のタッチダウンパスを通すなど466ヤードを獲得し、最優秀選手(MVP)に輝いたブレイディは「私たちはお互いをよみがえらせた」とすると、「一度も諦めなかった。タフな戦いだった」と激闘を振り返った。

「毎日ロッカールームでともに過ごす仲間だ。お互いが何たるかは理解している。結局のところ、肝心なのはそこなんだ」

 シーズン序盤を「デフレートゲート(deflategate)」スキャンダルによる4試合の出場停止処分で棒に振るなど騒々しいシーズンを見事な形で締めくくったブレイディだが、今回の勝利が自身にとっての救済になるのではとする提言は一蹴している。

 試合終了後に涙を流したブレイディはまた、「私たちは一生このことを覚えているだろう」としたうえで、「ここには家族も連れてきた。長いマラソンの終わりさ」と感情的になった理由について説明した。(c)AFP