【1月29日 AFP】16-17イタリア・セリエAは28日、第22節の試合が行われ、インテル(Inter Milan)は3-0でデルフィーノ・ペスカーラ1936(Delfino Pescara 1936)を下した。

 この日の先制点を決めたインテルのダニロ・ダンブロージオ(Danilo D' Ambrosio)は、フランク・デ・ブール(Frank de Boer)前監督解任後のチームの復調は、ステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督の明確な指示のおかげだと、指揮官を称賛した。

 最下位のペスカーラを退けたインテルはリーグ戦での連勝を7に伸ばし、昨年11月にデ・ブール氏がクラブを去った際に13位だった順位を、暫定4位にまで上げている。

 ダンブロージオは、「彼(ピオリ)が早く来ていれば僕らは今頃何位にいただろうかなんて、誰にも分からない。たらればは言わない主義なんだ。これからのことを考えるだけだ。ピオリはとても高いインテンシティーのトレーニングを持ち込んで、僕らのフィジカル面で改善した。そして、監督は各々の選手にすべきことを明確にしてくれるんだ」と語った。

 インテルはハーフタイムを前にジョアン・マリオ(Joao Mario)が追加点を挙げると、後半28分には途中出場のエデル(Eder)が勝利を決定づける得点を決め、2月5日に行われる首位ユベントス(Juventus)との決戦に向けて、足場を整えた。

 しかしながらインテルは、ミッドウイークにイタリア杯(Italian Cup 2016-17)準々決勝のラツィオ(SS Lazio)戦を控えている。

 そのラツィオは、ホームでキエーボ・ベローナ(Chievo Verona)に0-1で敗れ、来季の欧州大会出場に暗雲が立ちこめている。試合を支配しながらも後半終了間際にロベルト・イングレーゼ(Roberto Inglese)に決勝点を奪われたラツィオは、29日に試合を控えるアタランタ(Atalanta)やACミラン(AC Milan)に5位の座を奪われる可能性もある。(c)AFP