【1月27日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が27日、長年の好敵手ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)との再戦を懸け、絶好調のグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)との準決勝に挑む。

 今大会ではトップシードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)とノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が早々に敗退し、多くの選手にチャンスが訪れたが、故障明けで上位進出を予想する人も少なかったフェデラーとナダルが力を証明している。

 昨季は故障に泣いた30歳のナダルはここまで、ミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)、ガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)、アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)らを攻撃的なプレーで撃破し、体調の良さをアピールしている。

 四大大会(グランドスラム)通算14勝を誇る世界9位のナダルは、「彼らは皆トップ選手だ。だから、(彼らに勝利したのは)僕に競争力があり、良いプレーをしているという意味を持つので、とても重要だ」と約2年半ぶりのグランドスラム決勝進出に向け、自信を高めている。

 一方、フェデラーとプレースタイルが似ているとして「ベイビー・フェド(Baby Fed)」というニックネームでも知られるディミトロフは今季、前哨戦のブリスベン国際(Brisbane International 2017)優勝に加え、5人のトップ20選手を撃破するなど、新たな集中力と決意を手に連勝街道を歩んでいる。

 ナダルはディミトロフについて「彼は素晴らしい才能と信じられないようなポテンシャルを秘めている選手。今シーズンは、出だしから非常にいいプレーをしている」としたうえで、「とても難しい試合になるだろう。彼は自信を持ってくるから、自分のベストのプレーをしなくてはならない」と警戒した。

 対戦成績では、2009年大会覇者のナダルが7勝1敗とディミトロフを圧倒。3年前の全豪準々決勝でも勝利を収めている。さらに、グランドスラムでは片手バックハンドの選手を相手に66勝8敗と圧倒的な数字を誇っている。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)でベスト4入りを果たした2014年以来となる自己最長の10連勝をマークしているディミトロフは、「さらに先に行くために必要なものはすべて持っているように感じる。まだ僕の仕事は終わっていない」と充実した様子を見せる。

「最後まで行く準備はできていると思う。そこから尻込みはしない。体力面に加え、コート上での全体的なパフォーマンスの調子がいいから、そう口にする自信がある」(c)AFP