【1月24日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)に出場中のグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)が、過去の女性関係はトップ選手として台頭する妨げになっていたかもしれないと明かした。

 マリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)の元ボーイフレンドでもあり、女性ファンから高い人気を誇るディミトロフは、長きにわたって次世代選手の筆頭格と評されてきた。

 25歳のディミトロフは23日、デニス・イストミン(Denis Istomin、ウズベキスタン)を2-6、7-6(7-2)、6-2、6-1で下してベスト8に進出。準々決勝でダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)との激突が決まった大会第11シードは、今月のブリスベン国際(Brisbane International 2017)から続く連勝も9に伸ばした。

 ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)とプレースタイルが似ていることで、「ベイビー・フェド(Baby Fed)」というニックネームでも知られる世界15位は、時として女性関係がテニスに集中できない原因だったかと問われると、「間違いなく、そこに関しては弱いんだ」と冗談を飛ばしたうえで、「まじめな話をすれば、僕は常にオフコートのことも取っておきたいんだ」と答えた。

「若かったときは、個人的な愛情とテニスへの愛、そしてその他へのそれを区別することに苦しんでいたと思う。どうやって同時に両方を扱えばいいかわからないときもあった」

「でも人は学習して成長する。失敗から学んだと言いたくはないが、自分自身について少し知ることができたと思う。それが自分を助けてくれている」

 2014年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)準々決勝でアンディ・マレー(Andy Murray、英国)を破ってベスト4に入った実績を持つディミトロフは、3年ぶりにメルボルン(Melbourne)で8強を決めた後、「信じられない気分だ。うそじゃない。グランドスラムの準々決勝、素晴らしいよ」と語った。(c)AFP