【1月26日 AFP】交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブック(Facebook)は25日、米国などのウェブサイトで提供している人気トピックの表示機能を刷新すると発表した。トピックだけの表示に代え、関連する記事の見出しや提供元も明示する。同社に対しては偽ニュースの拡散を許しているとして対応を求める圧力が高まっていた。

 変更を加えるのはフェイスブック上で人気の話題などを表示するトレンド(Trending)という機能。同社の製品管理担当の責任者はブログへの投稿で、今回の刷新について「前回の機能更新以降、最もリクエストが多かったものだ」と説明した。

 これまでもトレンドの項目にマウスのカーソルを合わせたり、クリックしたりすれば見出しを読めたが、トレンドの枠内にこうした見出しを表示してほしいという声が寄せられていたという。

 表示される記事見出しは、当該トピックやその提供元がどの程度話題になっているかなどに基づいて自動的に選ばれる。

 トピック自体の選定方法も見直し、一つの記事のクリック数やシェア数ではなく、そのトピックの記事を出している提供元の数や、関心の集まり具合などを判断して決める。

 フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)は、昨年の米大統領選でフェイスブックが虚偽情報の拡散に使われ、結果に影響を与えたとの批判をかわそうとしている。(c)AFP