【1月26日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)は26日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第2シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が姉ヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)との決勝に進出し、史上最多記録を更新する四大大会(グランドスラム)通算23回目の優勝に王手をかけた。

 世界ランキング2位のセレーナは、ここまで快進撃を続けていたミリヤナ・ルチッチ(Mirjana Lucic-Baroni、クロアチア)を6-2、6-1で退け、試合をわずか50分で終わらせると、自身通算29回目のグランドスラム決勝の舞台に駒を進めた。

 29日に行われる決勝でセレーナがタイトルを獲得すれば、自身7度目の全豪制覇を果たすだけでなく、シュティフィ・グラフ(Steffi Graf)氏が誇るオープン化以降のグランドスラム歴代最多優勝数を更新する。さらには、アンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)に昨年奪われた世界1位の座を取り戻すことになる。

 しかしながら、その前に立ちはだかるのがグランドスラム通算7勝を誇る姉ヴィーナスだ。第13シードのヴィーナスは同日、ココ・バンダウェイ(Coco Vandeweghe、米国)に6-7(3-7)、6-2、6-3のフルセットで勝利し、2009年以来となる四大大会決勝に進出した。

 1998年に初めて実現したウィリアムス姉妹のグランドスラム決勝での対戦は、今回が約8年ぶり通算9度目となり、戦績ではセレーナが6勝2敗でリードしている。(c)AFP