【1月22日 AFP】パキスタン北西部の部族地域にあるイスラム教シーア派(Shiite)住民が多い地区の市場で21日、爆弾が爆発し、少なくとも20人が死亡、40人が負傷した。当局が発表した。

 同市当局者によると爆発が起きたのはアフガニスタン国境に近いクラム(Kurram)部族地域の主都パラチナル(Parachinar)市の人出でにぎわう野菜市場。野菜の箱に隠されて市場に運び込まれた簡易爆弾が爆発したという。

 イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」の分派「ハキムラ・メスード(Hakimullah Mehsud)」がAFPへの電話で犯行を認めた。

 同派報道官は「治安部隊によるわが組織の仲間の殺害と、(シリアの)バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)(大統領)を支援しているシーア派に教訓を与えるための報復だ」と述べた。(c)AFP/Aftab Ahmed