【1月22日 AFP】16-17ドイツ・ブンデスリーガ1部は21日、第17節の試合が行われ、RBライプツィヒ(RB Leipzig)は開始3分で退場者を出したフランクフルト(Eintracht Frankfurt)に3-0で勝利し、首位バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との勝ち点差を保った。

 ライプツィヒの本拠地レッドブル・アリーナ(Red Bull Arena)で行われた一戦は、試合が始まったか始まらないかという開始わずか125秒、ルーズボールを処理しようとしたフランクフルトGKのルーカス・フラデツキー(Lukas Hradecky)が、芝生に足を取られてペナルティーエリアの外でボールをつかんでしまい、一発レッドカードをもらう展開から始まった。

 残りの87分を10人で戦わなければならなくなったフランクフルトに対し、ライプツィヒはこれで得たFKからマーヴィン・コンパー(Marvin Compper)が先制点を決めると、さらにエースのティモ・ヴェルナー(Timo Werner)が前半のうちに追加点。後半は相手のオウンゴールでダメを押した。

 フランクフルトを率いるニコ・コヴァチ(Niko Kovac)監督は、「あのレッドカードとFKからの先制点で、実質的に試合は終わった」と話した。

 あっという間の退場劇を見せてしまったフラデツキーだが、これはブンデスリーガ記録ではない。リーグの最速退場記録は、2010-11シーズンのケルン(1. FC Cologne)対カイザースラウテルン(1.FC Kaiserslautern)戦で退場した、ケルンDFユセフ・モハマド(Youssef Mohamad)の92秒となる。

 一方、勝利したライプツィヒは、前日勝利したバイエルンとの勝ち点3差を維持した。SCフライブルク(SC Freiburg)と対戦したバイエルンは、ロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)の終了間際の決勝点で2-1の勝利を収めている。

 ライプツィヒのラルフ・ハッセンヒュッテル(Ralph Hasenhuettl)監督は、「退場直後に得点を決められたのがポイントだった。前半15分からハーフタイムまでの30分間は良くなかったが、なんとかそこで2-0ですることができた」と話した。

 チームはこの試合を皮切りに、3位の1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)との試合、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)とのアウェーゲームと厳しい戦いが続くだけに、優勝争いへの生き残りをかける意味でも重要な勝利となった。(c)AFP