【1月17日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)に出場している錦織圭(Kei Nishikori)は16日、男子国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2017)に関して大会方式の変更を訴えた。

 この日全豪の初戦に臨んだ大会第5シードの錦織は、炎天下の中での約3時間半に及ぶ激闘の末に、世界ランク48位のアンドレイ・クズネツォフ(Andrey Kuznetsov、ロシア)を5-7、6-1、6-4、6-7(6-8)、6-2で退け、全豪におけるフルセットの試合での無敗記録を伸ばした。

 今大会終了後に行われるデ杯で、日本は東京でフランスとのワールドグループ1回戦に臨むことになっているが、欠場の意向を表明している錦織は、大会日程の問題を提起した。

「欠場の理由はスケジュールではなく、かなり厳しいからです。これから南米のリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)とブエノスアイレス(Buenos Aires)で試合に臨むことになっていて、デビスカップに出場するとなると、体への負荷が大きすぎる。そのあとも、米インディアンウェルズ(Indian Wells)とマイアミ(Miami)の大会が控えているので、プレーしないことに決めました」

 錦織はまた、テニス界の「ワールドカップ」と位置付けらている毎年恒例のデビスカップの大会方式を変更し、長期間にわたる日程の短縮を提案した。現行の大会スケジュールはほぼ1年にまたがっており、決勝に勝ち進んだ場合、そのチームは世界各地で計4戦をこなすことになる。

「一部変更になることを望んでいます。そうですね、3戦は多すぎる気がしますし、決勝に進めば4戦になります。もっと短くできるように変更するべきだと思います。全員かどうかは分かりませんが、ほとんどの選手は変更を望んでいると思います」 (c)AFP/Robert SMITH