【1月14日 AFP】フィリピン南部沖でイスラム過激派とみられる武装勢力に拉致され人質となっていた韓国人の船長とフィリピン人の乗組員が14日、約3か月ぶりに解放された。ロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)比大統領の側近が明らかにした。

 ドゥテルテ大統領の側近、ヘスス・ドゥレーザ(Jesus Dureza)和平プロセス担当大統領顧問によれば、人質だった2人は南部スールー(Sulu)諸島で解放された。同諸島は武装勢力の潜伏場所として知られている。

 フィリピン軍は昨年10月、韓国籍の貨物船から2人を拉致した武装集団はイスラム過激派組織「アブサヤフ(Abu Sayyaf)」を自称していたと発表した。同海域で大型の商船が襲撃されるのは今回が初めてだという。(c)AFP