【1月13日 AFP】オーストラリア・シドニー(Sydney)の中央駅に12日、キラキラのジャンプスーツを着たり米ラスベガス(Las Vegas)のショーガールに扮(ふん)したりした人々が大集合した。「ロックンロールの王様」エルビス・プレスリー(Elvis Presley)の生誕記念イベントに向かうファンたちだ。

 シドニーから西に約350キロ離れた小さな田舎町パークス(Parkes)では、25年前から毎年「パークス・エルビス・フェスティバル(Parkes Elvis Festival)」を開催している。当初はプレスリーの生誕を祝うささやかな催しだったが、今ではプレスリーファンが大挙して押し寄せる町の観光の目玉に。昨年は2万人以上が参加した。

 5日間の期間中にはコンサートやプレスリーゆかりの品の展示、さらには妻プリシラ(Priscilla Presley)さんのそっくりさん大会など、120を超えるイベントが目白押しだ。シドニー中央駅(Central Station)からは特別列車「エルビス特急(Elvis Express)」も運行し、12日の朝には列車を待つファンたちが通勤客にダンスを披露するなど、ホーム上はお祭り騒ぎとなった。(c)AFP