【1月8日 AFP】メキシコ西部のグアダラハラ(Guadalajara)で6日、車に乗っていた米国領事館の職員が看護師に変装した男に銃撃され負傷する事件があった。メキシコ警察は男の行方を追っている。

 在グアダラハラ米領事館は、男が写っている映像を交流サイト「フェイスブック(Facebook)に投稿した。映像には、6日午後6時20分(日本時間7日午前9時20分)ごろ、青色の服を着た男がショッピングセンターの駐車場の外で待ち伏せ、車に発砲して逃走する様子が映っていた。領事館職員が車のドアを開ける際、窓ガラスには銃弾の跡がみられた。

 別の映像にはショートパンツとタンクトップ姿の職員が、銃撃される直前に駐車料金を機械で精算する様子が捉えられている。職員がその場を離れると、男はその後を追う。

 ハリスコ(Jalisco)州のエドゥアルド・アルマゲル・ラミレス(Eduard Almaguer Ramirez)検事総長は「4つの映像を見ると、(職員を)直接狙った襲撃だった」と述べ、男がかつらと看護師用の青色の制服で変装していたと指摘した。

 アルマゲル氏によると、職員は領事館で米国ビザ申請者の面接を担当していた。職員の容体は安定しているという。

 米政府関係者は匿名を条件にAFPに対して、銃撃された職員は副領事だと述べるとともに、これまでのところ犯行の動機は不明だと付け加えた。(c)AFP/Ulises Zamarroni