【1月7日 AFP】米カリフォルニア(California)州は今週末、土砂災害や停電が発生するレベルの大型の嵐に連続して見舞われるとの予報が出ているが、一方で、6年に及ぶ記録的な干ばつが続いている同州にとっては恵みの雨になると期待する声も上がっている。

 気象学者は、7日から来週にかけて北カリフォルニアに大雨をもたらすとの予報が出ている嵐は、この10年で一番の暴風雨になる恐れがあるとの見方を示している。

 米国立気象局(NWS)の気象学者、アンディ・モーリン(Andy Morin)氏は「今年の冬の始まりは降水量が非常に多く、干ばつに打撃を与えるものとなる」として、「給水量という観点では当たり年だ」と述べた一方、近年の広範囲な山火事で焼け野原となった地域などでは嵐によって大規模災害が発生する恐れもあるとして、楽観はできないとくぎを刺した。(c)AFP