【1月7日 AFP】男女混合国別対抗戦の第29回ホップマンカップ(Hopman Cup XXIX)は6日、グループAの試合が行われ、ロジャー・フェデラー(Roger Federer)が率いるスイスは1-2でフランスに敗れ、決勝進出を逃した。

 故障から6か月ぶりに復帰したフェデラーは、リシャール・ガスケ(Richard Gasquet)を6-1、6-4で下して勢いを手にしたが、ガスケとクリスティーナ・ムラデノビッチ(Kristina Mladenovic)の仏コンビの勝ち上がりを止めることはできなかった。

 ムラデノビッチは6-4、2-6、6-3でベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic)を退けると、仏ペアは混合ダブルスでも4-2、4-2と勝利を収めた。

 4日のシングルスでドイツの新鋭アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev)に敗れていたフェデラーだったが、この日は世界ランク18位のガスケをわずか56分で退けた。

 世界16位で2017年を迎えたフェデラーは圧勝を飾り、16日に開幕を迎える全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)で有力選手となる準備を整えていることを示している。

 フェデラー自身でさえ、自分の調子の良さに驚いている。

「前の2試合とは全く違った。今日は最高だった。ボールをより良くとらえられるようになって、コートでの動きもよくなってきた。もうこれだけ良いプレーができて自分でも驚いた。この上ないほど、今はうれしい」

 復帰から3試合を戦ったフェデラーは、体調も万全だと続けた。

「ここにやってきてから今日が一番ベストだと感じているんだ。かなり励みになるね」

 勝利したフランスは、7日の決勝で米国のジャック・ソック(Jack Sock)とココ・バンダウェイ(Coco Vandeweghe)と対戦する。(c)AFP