【12月30日 AFP】インド洋(Indian Ocean)に浮かぶフランス海外県マヨット(Mayotte)島で、雨期の始まりが遅く、数万人が深刻な水不足に見舞われている。

 同島では、人口約20万人の約3分の1に当たる世帯で、水の供給が3日に1度に制限されている。地元経済を支えるホテルには、プールに水をためないよう通達が出され、多くのホテルでは宿泊者にボトル入り飲料水を配布しているという。

 地元当局は28日、協議の結果、水位が低下している同島の2か所の貯水池の水量が降雨により戻ることが予想される来年1月末まで、給水制限を延長することを決定した。

 AFPの取材に対して地元当局者は「危機的な状況だ」と述べている。(c)AFP