【12月19日 AFP】国際移住機関(IOM)は18日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の支配下にあるイラク北部モスル(Mosul)の奪還作戦により、これまでに10万人以上が家を追われ、避難を余儀なくされていると発表した。

 IOMのウェブサイトによると、イラク政府が10月17日にモスル奪還作戦を開始して以降、これまでに10万3872人が自宅を追われた。そのほとんどは、モスルを州都とするニナワ(Nineveh)州の住民だという。

 一方、イラクのジャシム・モハメド・ジャフ(Jassem Mohammed al-Jaff)移民・難民相はAFPの取材に対し、やはりISの支配下にあるキルクーク(Kirkuk)州ハウィジャ(Hawijah)から脱出した住民も合わせると、避難民の数は11万8000人に上ると述べた。

 これに先立ち援助団体などは、モスル奪還作戦の結果、100万人以上が避難を余儀なくされる恐れがあると警告していた。(c)AFP