【12月17日 AFP】トルコ中部の都市カイセリ(Kayseri)で17日、非番で週末の買い物に出たトルコ軍兵士らを乗せたバスを狙った自動車爆弾の爆発があり、兵士13人が死亡、48人が負傷した。軍は民間人にも犠牲者がいる可能性があると発表した。

 テレビの映像では、爆発の衝撃で大破し残骸となったバスがくすぶる光景や、負傷者が救急車へ運ばれる様子が伝えられた。軍によれば、兵卒や下士官が乗っていたバスは、同市の軍司令部を出た後に事件に遭った。

 トルコでは今月10日にイスタンブール(Istanbul)のサッカースタジアム近くで試合終了後に連続爆弾攻撃があり、計44人が死亡している。この事件については、クルド系武装組織が犯行声明を出している。

 ベイシ・カイナック(Veysi Kaynak)副首相はテレビ放映された談話で、今回のカイセリでの事件は、先週のイスタンブールでの事件と「不幸にも類似」していると述べた。(c)AFP/Stuart WILLIAMS