【12月5日 AFP】(訂正)16-17イタリア・セリエAは4日、第15節の試合が行われ、ASローマ(AS Roma)は、2-0でラツィオ(SS Lazio)とのローマダービーを制した。 

 試合は互いに決め手を欠いて折り返した後半、ローマがケヴィン・ストロートマン(Kevin Strootman)のゴールで先制すると、その13分後には、ラジャ・ナインゴラン(Radja Nainggolan)がネットを揺らし、勝ち点1差と拮抗(きっこう)するライバルを下した。

 この結果、2013年以降に行われた同ダービーでの無敗記録を8に伸ばしたローマは、首位ユベントス(Juventus)と勝ち点4差の2位につけている。

 今季10勝目を挙げたローマのルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)監督は、イタリア放送協会(RAI)に対して、「中盤で優位に立てたことで、後半はスペースを見つけられた。ダービーを落とせば、皆に笑われるし、この勝利を2日間祝ったらそれで終わりだ」と語った。

 一方、ローマとの勝ち点差が4に広がったラツィオのシモーネ・インザーギ(Simone Inzaghi)監督は、「非常に出足が良く、最初の60分間はほとんどローマに枠内へシュートを飛ばさせなかった」としたうえで、その後の2失点に関しては、「簡単なミスを犯すべきではない。この試合がファンにとって、どれだけ意味を持つか知っているから」と敗戦を悔やんだ。

 この日行われたその他の試合では、ACミラン(AC Milan)が2-1でクロトーネ(FC Crotone)を下し、3位となった。(c)AFP/Justin DAVIS