オランダ下院、ブルカの着用を一部禁止する法案可決
このニュースをシェア

【11月30日 AFP】オランダ下院(定数150)は29日、イスラム教徒の女性が使用する顔を含め全身を覆う衣服「ブルカ」や、目の部分だけが開いた顔を覆うベールを、一部の公共の場で着用することを禁止する法案を、賛成132の圧倒的多数で可決した。
着用が禁止されるのは公共交通機関や学校、病院などで、違反すると最高で410ユーロ(約4万9000円)の罰金が科される。仕事やスポーツ、または「祝祭や文化的催し物」の際に着用するヘルメットなどの安全装備は禁止の対象には含まれないという。
法案は今後、上院での可決を経て成立する見込み。欧州ではフランスやベルギーで同様の禁止令が課されている。(c)AFP/Jan HENNOP