【11月29日 AFP】親友の国政介入疑惑をめぐるスキャンダルの渦中にある韓国の朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)大統領は29日、早期退陣もやむを得ないとして、進退については国会の決定に委ねるとの考えを表明した。

 朴大統領は、テレビで生中継された談話で「任期短縮(の可能性)も含め、進退問題は国会の決定に委ねる」とし「政権の空白状態と国政の混乱を最小化するやり方で政権を移譲できる措置を国会で講じてもらえれば、私は大統領職から退く」と述べた。

 朴大統領が背水の陣でこうした演説に臨んだのは、野党が多数を占める国会で弾劾される屈辱を何としても避けたいとの思惑があるとみられている。朴大統領の長年の親友、崔順実(チェ・スンシル、Choi Soon-Sil)被告は、詐欺と職権乱用の罪で起訴されている。(c)AFP