シメオネ監督、「アトレティコはレアルに肩を並べている」
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【11月19日 AFP】スペイン1部リーグ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)のディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は、19日に行われるレアル・マドリード(Real Madrid)との本拠地ビセンテ・カルデロン(Vicente Calderon Stadium)での最後のダービーを控え、宿敵と肩を並べていると強く信じていると語った。
約5年前の指揮官就任以降、2013年のスペイン国王杯(Copa del Rey 2012-13)で14年続いていた対レアル戦の未勝利記録に終止符を打つなど、シメオネ監督は劇的に運命を好転させたアトレティコを目の当たりにしている。
その後、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)決勝で2度敗れはしたものの、リーグでの対レアル戦は直近6試合で負け知らずとしている。
シメオネ監督は18日の会見で、「われわれは、自分たちの力や長所、そして何よりも短所を心得ている」と語った。
「長きにわたってあちらがわれわれを上回っていたことは承知しているが、現時点では同等のレベルで戦えている。リーグ戦ではなく、ただの1試合であれば何だって起こりえる」
今年5月の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)決勝でPK戦の末に敗れてから初めてのレアル戦とあって、アトレティコはモチベーションに事欠くことはない。
クラブは来季から6万7000人を収容するスタジアムへ移転する予定となっており、レアルをビセンテ・カルデロンに迎えるのが今回が最後となる可能性もある。それにも増して、アトレティコは首位に立つレアルに勝ち点6差をつけられており、勝利が是が非でも欲しい。
「サポーターはいつも通りにやってくれるだろう。彼らには12番目の選手になってもらう必要がある」
レアルは、負傷が相次いでペペ(Pepe)やカゼミーロ(Casemiro)、トニ・クロース(Toni Kroos)、アルバロ・モラタ(Alvaro Morata)といった主力を欠くが、アトレティコはアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が左足の打撲を治して先発メンバーに名を連ね、フルメンバーで試合に臨めることを願っている。
指揮官はグリーズマンについて、「彼は良くなっている。昨日(17日)は通常通りにトレーニングした。今日の午前中は治療を受けたが、体調を整えるために力を尽くしている。きょうの練習を良い状態で終えて、メンバー入りしてくれることを願う」と期待を口にしている。(c)AFP