【11月17日 AFP】スイス銀行家協会(SBA)は16日、相続人不在のため少なくとも60年間放置されている国内の銀行の「休眠口座」のリストに、新たに300口を追加したと発表した。対象口座の預貯金は総額およそ800万スイスフラン(約8億7000万円)に上るという。

 SBAでは昨年12月、過去60年間に取引がない個人・法人の口座2600口の一覧を初めて公表。ウェブサイト(www.dormantaccounts.ch)に掲載し、預金者の相続人に名乗り出るよう呼び掛けている。

 今回追加された300口は、1956年から銀行が名義人と連絡を取れずにいる口座。今後1年以内に相続人が名乗り出なかった場合、休眠口座の資産は連邦政府の所有となる。(c)AFP