【11月16日 AFP】米コロラド(Colorado)州の州都デンバー(Denver)で、全米の都市で初めてバーやヨガスタジオ、アートギャラリーなどを含む民間商業施設での大麻の使用が合法化された。

 先週の大統領選に合わせて全米9州で大麻合法化の是非を問う住民投票が行われており、今回のデンバーの大麻使用に関する法案はそのうちの一つだった。

 デンバーの当局者は15日、法案「イニシアティブ300(Initiative 300)」の住民投票について、ほぼすべてを開票した結果、民間商業施設での大麻使用を認めるための十分な賛成票が得られたと明らかにした。

 この合法化によりデンバーで民間商業施設を営む事業主は、客が大麻を持ち込み、使用するエリアを施設内に設置することを申請できる。ただ事前に、地元の企業グループまたは近隣の店舗などから許可を得る必要がある。

 法案の主要提案者でデンバーの大麻コンサルタントでもあるエメット・ライストロファー(Emmett Reistroffer)氏は「本当に歴史的で画期的なことだ」と喜びを表し、「大麻使用に関する規制を導入する全米初の都市で、世界でも初かもしれない」と述べた。(c)AFP/Jocelyne ZABLIT