【11月15日 AFP】ワールドラグビー(World Rugby)のブレット・ゴスパー(Brett Gosper)最高責任者(CEO)は14日、2019年W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)に対する不安の声を和らげるため、イングランドが2015年大会を開催した同時期よりも準備状況は3年先に進んでいると述べた。

 昨年、2020年東京五輪とともに2019年W杯のメイン会場となっていた新国立競技場(New National Stadium Japan)の再開発計画が、膨れ上がった改修費を理由に破棄された際には、大きな動揺が広がり、アジア初のW杯はもっとラグビーが定着している国での開催に移行するかもしれないとの臆測が流れた。

 しかしゴスパーCEOは、決勝の会場となる横浜国際総合競技場(International Stadium Yokohama)を視察した際、安倍晋三(Shinzo Abe)首相を筆頭とする「その場にいた全員」の反応から、同会場が2019年大会のクライマックスにふさわしい舞台になると確信したという。

 英ロンドン(London)で開かれたワールドラグビーの会議に平行し、ゴスパーCEOは報道陣に対して、「数か月前に、われわれは正式視察を行った。首相からも良い後押しを得られた。横浜に関しては満足している」と述べた。

 日本が南アフリカに歴史的番狂わせを演じた2015年のイングランド大会は、全体的に成功したと高い評価を得た。しかし、ゴスパーCEOは日本の準備は最盛期を迎えていたとして、「日本では大いに盛り上がっている。同時期の準備段階としては、ほとんどの基準においてイングランドより3年進歩している」と明かした。

 ゴスパーCEOのコメントについては、日本を視察して満足していたワールドラグビーのビル・ボーモント(Bill Beaumont)会長も同調している。1980年の欧州対抗戦で全勝優勝(グランドスラム)を達成したイングランドの主将を務めていた同会長は、「熱意と専門知識の両面で感銘を受けた」とすると、「日本はラグビーの開拓者として『ライジングスクラムの地』を見据え、アジアで新たなファンや選手を魅了するだろう」と語った。(c)AFP/Pirate IRWIN