【11月14日 AFP】スペイン北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州の州都バルセロナ(Barcelona)で13日、スペインからの同州の独立を支持するデモが行われ、警察発表によると約8万人が参加した。

 今回のデモでは特に、2014年11月にカタルーニャ独立の是非を問う非公式な住民投票を実施したために、中央政府に対する「重大な不服従」として刑事責任を問われているアルトゥル・マス(Artur Mas)前州首相らへの支持が示された。またカタルーニャ州の闘牛禁止令について、スペイン憲法裁判所が先月、違憲判断を下したことも中央政府と同州の緊張をあおっている。

 数世紀にわたり独自の文化、言語、習慣をもつカタルーニャでは、スペイン全体の経済不況にあおられ独立機運が高まっている。カルレス・プチデモン(Carles Puigdemont)州首相は来年9月にスペインからの分離独立を問う住民投票を実施すると約束している。(c)AFP