【11月14日 AFP】大統領選の最中には、ツイッター(Twitter)への書き込みを自由奔放に行っていた、米国の次期大統領に選出されたばかりのドナルド・トランプ(Donald Trump)氏だが、選挙に勝利した今、その利用を少しは控える気になったのだろうか──。

 トランプ氏は13日、さまざまな案件についてツイッターへの投稿を行った。その様子をみる限り、どうやら、このSNSの使用を控える考えは今のところないように見受けられる。

「ワオ、@nytimes(米紙ニューヨーク・タイムズ、New York Times)は数千もの購読者を失っている。『トランプ現象』という非常にお粗末で極めて不正確な報道のせいだ」とトランプ氏は投稿し、同紙の選挙報道を攻撃した。

 また、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)前米大統領と父親のジョージ・H・W・ブッシュ(George H.W. Bush)元大統領、予備選でトランプ氏が破ったジェブ・ブッシュ(Jeb Bush)氏から当選を祝う電話を受けたことも明らかにした。

「ジェブ・ブッシュ、ジョージ・W、ジョージ・H.Wの全員が電話で勝利を祝ってくれた。素晴らしい!」

 大統領選の勝因はソーシャルメディアだと語ったトランプ氏は、大統領就任後はツイッターの利用を自重すると述べていた。だがその一方で、ツイッターのおかげで主流メディアを通さずに有権者に反政府的なメッセージを届けることができたと吹聴している。

 トランプ氏を以前から支えてきたニュート・ギングリッチ(Newt Gingrich)元下院議長は、トランプ氏のツイッターへの投稿について「常に編集担当者を介して行う」よう近くアドバイスをするつもりと述べ、「(ツイッターを通じて)コストをかけずに1300万~1400万の人々に意見を届けることができる。トランプ氏はニューヨーク・タイムズにも勝ることができる」と続けた。(c)AFP