【11月12日 AFP】シリアの首都ダマスカス(Damascus)の南西14キロに位置するサハナヤ(Sahnaya)に、動物保護団体「STAR」が運営する、農場を改装した保護施設がある。

 この施設では、イヌやネコだけでなく、シリア内戦で被害を受けたカメや色鮮やかな鳥類などの動物たちも保護されている。多くの動物たちは内戦や動物虐待による傷の手当てを受けている。ボランティアによると、内戦に陥って以降、動物虐待の件数は増加している。またダマスカス周辺での戦闘から飼い主が避難する際、置き去りにされた動物たちもいるという。

 今年5月に設立されたこの施設には350匹の動物が保護されており、目の見えない虚弱状態のネコや背中を撃たれたイヌ、銃傷で脚を切断したイヌなど、そのうち110匹が施設内の診療所に収容されている。(c)AFP