ドーピングのUFCライトヘビー級暫定王者、タイトル剥奪される
このニュースをシェア
【11月10日 AFP】総合格闘技(MMA)界のスター選手で、ドーピング違反が発覚して1年間の出場停止処分を科されているジョン・ジョーンズ(Jon Jones)が、暫定で保持していた「UFC(Ultimate Fighting Championship)」ライトヘビー級のタイトルを剥奪された。UFCのダナ・ホワイト(Dana White)代表が9日、発表した。
米スポーツ専門チャンネルESPNのインターネットラジオで、ホワイト代表から「すべての面で王座を台無しにし、あらゆる面でその多くの才能を無駄にした。史上最高の才能の持ち主であり、史上最大の失態を演じた」と糾弾された29歳のジョーンズは先日、禁止薬物が含まれていた精力剤を摂取したとして、1年間の資格停止処分を言い渡された。
7日に裁定を下した米反ドーピング機関(USADA)によれば、ジョーンズの処分は検査当日にさかのぼって適用されるため、同選手は2017年7月には再び参戦が認められる。
ジョーンズは、今年4月に行われた「UFC197」のダニエル・コーミエ(Daniel Cormier)戦で正規王座獲得を目指していた。しかし、コーミエがけがで棄権したため、代わりに出場したオヴィンス・サンプルー(Ovince St. Preux)を下して暫定王者となっていた。
「一連の問題を抱える彼が、まだ暫定王者でいるのはおかしい」とホワイト代表から批判されたジョーンズは、今年6月の検査でも、体内のテストステロン値を上げるクロミフェン(clomiphene)とレトロゾール(letrozole)に陽性反応を示し、すでにネバダ州立体育委員会(NSAC)から出場停止処分を科されていた。
通算22勝1敗の戦績を誇るジョーンズはまた、2015年にひき逃げ事故を起こして逮捕され、UFCから正式なタイトルを剥奪されている。(c)AFP