【11月5日 AFP】韓国のサムスン電子(Samsung Electronics)と米消費者製品安全委員会(CPSC)は4日、上部のふたが外れけがの原因となる恐れがあるとして、同社製の洗濯機280万台をリコール(回収・無償修理)すると公表した。

 サムスン電子は先に、主力スマートフォンの「ギャラクシー・ノート7(Galaxy Note 7)」の生産をバッテリー加熱による発火の危険性を理由に停止しており、今回のリコールは新たな打撃となる。

 消費者製品安全委員会は声明で、サムスン製洗濯機のふたが「洗濯機の使用中に本体から予期せず外れることがあり、衝突による負傷の危険性がある」と説明している。

 サムスン電子にはこれまでに洗濯機に関する問題の報告が733件寄せられており、うち9件が顎骨折などの負傷事故だった。(c)AFP