誹謗中傷だらけの大統領選、疲弊する米有権者
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■「他者」に対する不安
今年の大統領選では、両陣営とも、オバマ大統領が使った「イエス、ウィー・キャン」といった選挙スローガンではなく、有権者の不安感をたきつけるような戦略を取っている。
このことについてブライト氏は、「人々は経済や安全保障、テロの脅威などで不安を抱えている。『他者』に対する不安がある」と指摘する。
同氏はまた、終身制である最高裁判事の構成について、共和党が神経を尖らせていることも指摘した。次期大統領の任期中に複数人が指名されることも考えられるためだ。
共和党はさらに、大統領選と同時期に行われる連邦議会議員選挙についても心配の色を隠せないでいる。結果次第では、上下院で過半数を割り込む可能性もある。大統領選で大きなダメージを負った共和党にとって未来は前途多難に映っているようだ。
今回の大統領選では、性的なスキャンダルや大言壮語など、フェアな戦いとは言い難い動きが目立つ。この国の未来にとって悲観的な話題も多い。それでもAPAは、11月8日の結果がどうであれ、「それで人生が終わるわけではない」と述べる。
「我が国の政治システムと三権分立の原則によって、政権交代後すぐに安定がもたらされるだろう。あまり大騒ぎせず、バランスの取れた視点を維持しなくてはならない」
(c)AFP/Veronique DUPONT