■恩赦を受けるために献金?

 リッチ氏は米国で脱税の罪により正式に起訴されたが、その当時スイスで生活していた。一時FBIの最重要指名手配犯の一人だったリッチ氏は2013年にスイスで死去した。

 クリントン元大統領は任期最終日の2001年1月20日、リッチ氏に恩赦を与えた。FBIは同年、調査を開始した。

 公開された調査文書はリッチ氏の元妻、デニス・アイゼンバーグ・リッチ(Denise Eisenberg Rich)氏の氏名を隠しているが、「(リッチ氏の元妻は)民主党の大口の献金者であり、この献金が恩赦に影響を与えようとしていたものだった可能性がある」として予備的な調査を始めるよう進言する内容を含んでいる。

 文書によると献金の一部はクリントン一家の慈善団体「クリントン財団(Clinton Foundation)」の前身である「ウィリアム・J・クリントン大統領財団(William J. Clinton Presidential Foundation)」に行われていた。

 2001年2月15日付の文書にはリッチ氏の恩赦について「所定の規定や手続きに従っていなかったようだ」と書かれている。(c)AFP