【10月31日 AFP】世界ゴルフ選手権(World Golf Championships)シーズン初戦のHSBCチャンピオンズ(WGC-HSBC Champions 2016)は30日、中国・上海(Shanghai)のシーシャン・インターナショナルGC(Sheshan International Golf Club)で最終日が行われ、松山英樹(Hideki Matsuyama)が通算23アンダーでアジア人選手初となる同選手権制覇を果たした。

 松山は、世界ランキング3位のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)や2016年のメジャー4大会の優勝者ら世界の一流選手も寄せ付けず、2位に7打差をつける圧巻のゴルフで優勝を果たした。

 2日目の9番ホールを最後にボギーをたたかないという、驚異的な安定感を見せた松山は、最終日もミスのないプレーを続け、スコアを6ストローク伸ばして「アジアのメジャー」と称される大会をアジア人としては初めて制した。

 23アンダーは、ダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson)が3年前に記録したコースレコードまであと1ストロークの記録。また29個のバーディーは、米国ツアーの最多記録である32個にもあと3個に迫る記録だった。

 2週間前の日本オープン(Japan Open Golf Championship 2016)を制し、前週のCIMBクラシック(CIMB Classic 2016)は準優勝、そして今大会は優勝と、好調を維持する24歳は、これで世界ランキング6位に浮上することが確実となっている。

 7打差の2位タイにはスウェーデンのヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson)とダニエル・バーガー(Daniel Berger、米国)、8打差の4位タイにはマキロイとビル・ハース(Bill Haas、米国)が入った。(c)AFP