【10月23日 AFP】米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏(70)から過去にわいせつな行為を受けたと複数の女性が訴えている問題で22日、新たな女性がトランプ氏から1万ドル(約105万円)でホテルの部屋に1人で来るよう誘われたと告白した。

 不動産王のトランプ氏からわいせつ被害を受けたと今回訴え出たのは、アダルト映画女優のジェシカ・ドレイク(Jessica Drake)さん。トランプ氏から過去に性的嫌がらせなどを受けたとして訴え出たのはドレイクさんで11人目。

 ドレイクさんはロサンゼルス(Los Angeles)で、セレブの訴訟を担当してきた敏腕弁護士グロリア・アルレッド(Gloria Allred)氏と共に記者会見し、2006年にカリフォルニア(California)州で開催されたゴルフ大会でトランプ氏と出会ったと話した。さらにドレイクさんは「彼(トランプ氏)が言い寄ってきて、コースを一緒に歩こうと誘われた」、「ホテルの部屋に招待され、他の2人の女性たちと部屋に行った」と語った。

 部屋に入ると、パジャマ姿のトランプ氏がドレイクさんら一人一人を強く抱きしめ、強引にキスしたという。トランプ氏はまた、アダルト映画を撮影するのはどんな感じかなどと聞いてきたという。

 ドレイクさんが自分の部屋に戻った後も、トランプ氏はドレイクさんに電話をかけ「何が望みだ?いくら欲しい?」などと言って部屋に来るよう誘ったという。ドレイクさんが断った後も、トランプ氏もしくは別の男性から電話があり、部屋に来れば1万ドル払い、ロサンゼルスまでトランプ氏のプライベートジェットを使っていいと言われたという。

 記者会見では、ゴルフ大会で撮影されたトランプ氏とドレイクさんの写真も公開された。

 トランプ氏側はドレイクさんの主張を否定している。(c)AFP