【5月18日 AFP】米俳優ジョン・トラヴォルタ(John Travolta)さんが2人の男性マッサージ師から、性行為を強要されたなどとして相次いで訴えられた問題で、訴えが2件とも取り下げられたことが17日までに明らかになった。トラヴォルタさんの代理人はどちらに対しても金銭を支払ってはいないと説明している。

 トラヴォルタさんに対する1件目の訴訟は今年1月16日、ビバリーヒルズホテル(Beverly Hills Hotel)のコテージで、男性マッサージ師がトラヴォルタさんへの施術を終えたあと「お返しマッサージ」だと言われて性器を触られたとして、賠償金200万ドル(約1億6000万円)を求めたもの。

 2件目は、別の男性マッサージ師が同1月28日に米南東部ジョージア(Georgia)州アトランタ(Atlanta)で、トラヴォルタさんから性行為を強要されたとしてやはり200万ドルの賠償を求めたもの。

 いずれもオコリー・オコロチャ(Okorie Okorocha)弁護士を代理人として前週相次いで提訴されたが、同弁護士は15日、1件目の訴えを取り下げたことを明らかにしていた。

 また、2件目の訴えについては17日、米ハリウッド(Hollywood)著名人らの弁護で知られるグロリア・アルレッド(Gloria Allred)氏の事務所が、訴訟を引き継ぎ別の裁判所に改めて提訴すると発表した。

 訴えを取り下げさせるため金銭を支払ったのではないかとの憶測に対し、トラヴォルタさんの代理人を務めるマーティン・シンガー(Martin Singer)弁護士は、「ばかげた作り話の訴えには、一銭たりとも払う意志はない」と強く否定した。(c)AFP

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