【10月23日 AFP】リビア統一政府(国民合意政府、GNA)を支持する民兵組織は22日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が拠点としていた港町シルト(Sirte)で、ISに拘束されていた外国人13人を解放したと発表した。

 解放されたのはトルコ人1人、エジプト人1人と、エリトリア人女性11人。民兵組織は、13人は「ダーイシュ(Daesh、ISのアラビア語名の略称)の人質となっていたもようだ」と述べた。

 リビア統一政府を支持する民兵組織は今年5月にシルト奪還作戦を開始し、同市の一部地域に立てこもるIS残党との戦闘を続けている。同軍は22日、IS戦闘員との3日間にわたる戦闘の末、シルト北東部にある地区でビル数棟を奪還したと発表していた。

 シルト奪還作戦開始後、統一政府側の550人が死亡し、3000人が負傷した。IS側の死者数は明らかではないという。(c)AFP