■「KD(デュラント)を補強する以上の最善策はない」

 ウォリアーズのスティーブ・カー(Steve Kerr)ヘッドコーチ(HC)は、4人のオールスター選手を擁することになり、このプレシーズンではデュラントが1試合平均19.7得点、4.8リバウンド、3.3アシストを記録すると、カリーも平均17.2得点、4.2アシスト、4.0リバウンド、2.3スティールの好成績を残した。

 カーHCは「現在の布陣に、KDを補強する以上の最善策はない。この布陣とうちのスタイルで一緒にプレーすることは、彼にとって魅力的だったはずだ。まさに完璧な布陣になったと手ごたえを感じている。一度波に乗れば、楽しいことだらけだろう」と期待を寄せた。

 リオデジャネイロ五輪の米国代表チームでデュラントとチームメートだったトンプソンは、プレシーズンで1試合平均19.5得点を稼ぎ、デュラントとともにフィールドゴール(FG)成功率は約55パーセントを記録。デュラントについては、「彼がうちのチームにいるなんて、まだ衝撃的だ。信じられないよ。彼はこれまでのキャリアで素晴らしい成功を収め、まだとても若いのに、誰よりも自分は優れているという態度を見せびらかしたりしない」とコメントしている。

 一方、昨季のファイナル第4戦でジェームズの股間をはたくなど、プレーオフでの累積フレグラントファウルにより第5戦を出場停止となったグリーンは、第6戦と第7戦に出場したものの、不在の間にキャバリアーズが早期敗退を回避し、反撃のきっかけをつかむ手助けをしてしまった。グリーンはチームに謝罪したものの、その熱しやすい気性を抑えていられるか不安の声も上がっており、カーHCも「彼を激怒させて、彼の戦闘力をそぐつもりかい?」とコメントした。(c)AFP/Jim SLATER