【10月18日 AFP】ドイツ西部ルートウィヒスハーフェン(Ludwigshafen)にある世界大手の化学メーカーBASF本社の工場で17日、爆発があり、2人が死亡、6人が重傷を負った他、2人が依然行方不明になっている。同社がツイッター(Twitter)で発表した。

 爆発が起きたのは同日午前11時半(日本時間午後6時半)ごろ。工場は稼働中で、原料を輸送するパイプラインでは大規模な火災も発生したという。

 AFP記者によると、爆発から数時間経過後も、消防隊員らは工場敷地に隣接するライン(Rhine)川に消防艇を出し、引き続き消火作業に当たっている。

 ルートウィヒスハーフェンと隣接するマンハイム(Mannheim)の住民らに対しては、鎮火するまで屋内にとどまり、扉や窓を閉めておくようにとの勧告が出された。その後、同社幹部は記者会見で、「市民への危険性は確認されていない」と述べた。

 同社は、爆発のはっきりした原因については引き続き調査中だとしている。(c)AFP/Tom BARFIELD