【10月14日 AFP】韓国南東部・蔚山(Ulsan)近郊の高速道路で13日夜、観光バスが分離帯に衝突して炎上する事故があり、少なくとも10人が死亡、7人が重傷を負った。韓国警察当局が14日、発表した。

 警察がバスの運転手を拘束して車両の整備状況について聴取するとともに、事故原因を調べている。

 韓国・聯合ニュース(Yonhap News)が目撃者の話として伝えたところによれば、バスは乗客20人を乗せて走行中、前輪の1つが破裂し、そのままコンクリート製の分離帯に衝突。その後、爆発音とともに炎上したという。

 バスの扉が分離帯にふさがれて開かなかったため、乗客の半数が車内に閉じ込められた状態となった。乗客の多くは定年退職者で、中国旅行を終えて帰国し空港からバスで移動中に事故に見舞われた。(c)AFP